【オデッセイ】火星にひとり取り残された宇宙飛行士

火星にひとり取り残された宇宙飛行士が、「こんなところで死ぬもんか」と数年先に救助隊がやってくる日まで生き抜くことを決意する。

オデッセイ

 

あらすじ

火星へ有人飛行のミッションに参加した主人公マーク・ワトニー(マット・デイモン)。火星でのミッション中に嵐に巻き込まれ、チームの仲間たちは、はぐれたマークを死亡したと判断を下します。 しかし、実は生存していたマークは一人火星に取り残されてしまいます。厳しい環境の、限られた食料のみで、4年後のNASAの救出まで生き延びる決意をするマーク。 一方地球では、彼を生還させようと、マークのチームたちと科学者たちが奮起します。世界70億人が彼の生還を祈るなか、マークは地球に生きて帰ることができるのでしょうか

見どころ

地球への生還のために極限のサバイバルに挑戦する主人公マークのメインストーリーとともに見どころなのが、火星探査〈アレス3〉のため宇宙に向かった仲間たち、そして地球上でマークの期間を待つNASAのメンバーの二つのサイドストーリーです。

本作の描く科学へのポジティブさは、映画でひときわ強調されています。本作の原作は『火星の人』という小説ですが、原作はもっとシリアスな展開が多いです。原作の『火星の人』は、アンディ・ウィアーが2009年から自身のウェブサイトで連載していた小説。読者からの要望を受け、Kindleストアで電子書籍として販売を始めたところ、3ヶ月で3万5000ダウンロードを記録するベストセラーに。日本では、ハヤカワ文庫で翻訳版が出版されています。

火星という星にひとり置き去りにされてしまう

 

本作は、火星に取り残されたマーク・ワトニー、地球で対応に追われるNASAの職員たち、火星から地球に帰還途中のアレス3のクルーたちの、3つの視点に分かれています。これら3つの視点が上手く絡みあっているのが本作のストーリーテリングの魅力です。

メイン主人公のマーク・ワトニー。最も過酷な状況に陥る彼ですが、実際のところは最も生き生きとしています。

一方の地球のNASA側。こちらは火星のマーク・ワトニーとは打って変わって、巨大な組織の中における科学の良さが描かれています。NASAでも問題山積みです。チームで合意形成をどうとるか、役職や専門など立場の違う人々をどうまとめるか、メディアにどう対応するか、資金をどう工面するか、キャリアとどう折り合いをつけるかなど。

NASAがまとまることができたのはなぜかといえば、「マーク・ワトニーを救う」という目標があったからです。そして、そのための手段がやはり科学でした。NASAの面々は、役職・経歴・専門・国籍・人種等が違えど、科学だけは信頼している…だから一致団結できていました。このNASA編では、科学はコミュニケーションのツールとして描いています。

科学の魅力が詰まっている作品

劇中に登場する全ての人物が科学の良さを示してくれます。とくに良い点は、将来的な未知の科学技術(タイムマシンとか宇宙旅行とか)を夢想するかたちで科学の良さを示すのではなく、もっと普遍的な科学の良さを示している点です。この変に専門的な領域には踏み込まない普遍性こそ本作の特徴で、ゆえに科学について興味がない方が観ても共感できると思います。




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