【夜は短し歩けよ乙女】パッとしない大学生と彼が片思いする

後輩である「黒髪の乙女」に恋心を抱く大学生の「先輩」は、「なるべく彼女の目に留まる」ことを目的とした「ナカメ作戦」を実行する日々を送っていた。

夜は短し歩けよ乙女

第20回山本周五郎賞、第4回本屋大賞第2位に輝いた森見登美彦の小説をアニメ映画化。京都の移りゆく四季を背景に、パッとしない大学生と彼が片思いする後輩の恋の行方を、個性的な仲間たちが起こす珍事件と共に描く。主人公の声を、テレビドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」などの星野源が担当。監督の湯浅政明をはじめ、脚本の上田誠、キャラクター原案の中村佑介ら、森見原作によるテレビアニメ「四畳半神話大系」のスタッフが再集結する。

 

あらすじ

クラブの後輩である“黒髪の乙女”に恋心を抱く“先輩”は、「なるべく彼女の目に留まる」略してナカメ作戦を実行する。春の先斗町に夏の古本市、秋の学園祭と彼女の姿を追い求めるが、季節はどんどん過ぎていくのに外堀を埋めるばかりで進展させられない。さらに彼は、仲間たちによる珍事件に巻き込まれ……。

見どころ

本作の特徴としては「ドラッグ作画」と呼ばれる作り方みたいですが、まるで幻覚症状に陥ったような感覚になります。しかし、ちゃんとしたドラマがあるからすごいです。クセの強い作品で受け入れられるかは人それぞれですけど、まだ観たことのない人は一見の価値ありです

本作は森見登美彦の小説のアニメーション映画化ですが、すでに湯浅政明監督は森見登美彦の『四畳半神話大系』をテレビアニメ化しており、本作はその延長的な位置付けといってもよい作品になっています。

斬新なストーリーテリングとアニメーション

今回の湯浅政明監督作の魅力は、斬新なストーリーテリングといえます。原作では4つの季節(春・夏・秋・冬)に分かれた話なんですが、それを一晩に起きた出来事としてまとめきっているのが驚きです

冷静になってみると「まだ夜なの?」と我に返りますが、そこで光るのがドラッキーなアニメーション。少なくとも観賞中はあれよあれよというまの怒涛の展開なので、誤魔化されてしまうでしょう。まさにアニメーションによる詭弁です。

アニメーションにはもうひとつ、これと双璧をなす忘れてはならない大きな魅力があります。それは非現実的な描写。つまりリアルでは絶対にお目にかかれない、摩訶不思議・奇想天外・荒唐無稽・空前絶後なビジュアルの数々を映像化できることです。

人と人のつながりが連鎖して生み出される無限大の可能性

本作は、一見すれば「先輩」と「黒髪の乙女」の視点の話ですが、実際は群像劇のような内容で鬱屈を抱えた男たちが乙女たちによって変わっていく話です。それはパンツ総番長から東堂、詭弁論部のふられ男&OBのお年寄り、李白のお爺ちゃんに至るまで、全ての登場人物に該当します。それぞれが前向きに変わっていきました。

その変化を引き起こす台風の目が「黒髪の乙女」。豪勢な酒飲み巡り、古本市での神様との雑談、ミュージカル演劇…と関係なそうなエピソードの数珠つなぎに見えて、最後の大嵐で全てはつながっていきます。




もっと笑顔を!
動画配信サービス U-NEXT

総作品数以上120,000以上!あなたの「見たい」がココにある




コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です